【健康＆美容】 そうだ森林浴へ！ 森林浴の 驚く効果！

仕事や家事　育児にと

通常の生活に戻りつつありますが

すぐには体は慣れませんね・・・

休みの日には　ゆっくりと英気を養いたいものです♪

そんな時は

是非　森林浴がおすすめ！

皆様は　『森林浴』

から　何を想像したり　期待をしますか？

・キレイな空気がいっぱい

・リラックスできそう

・癒される感じ

・お散歩してみたい

・大自然を感じられる

他にもいろいろあるかと思いますが

『心身ともに　良さそう』

というのは　一致していると思います

これは果たして

大自然の恵みを感じての

気分的なものなのでしょうか？

たとえ気分的だとしても

リラックスできたり

安らぎを感じられれば

ストレスが軽減され

良いのではと思います♪

今回は　その　『森林浴』

なぜ　おすすめなのか？

具体的に　何が良いのか？

お伝えできればと思います

『森林浴』は

気持ち良さそうなのは　理解できるけど

それほど興味あるわけでもないし‥・

そんな方の為に

『森林浴』は

・ストレスホルモンが減少

・免疫力が上がる

・癌をはじめとする　さまざまな病気の予防につながる

なんて聞けば

少し　前のめりになっていただけましたか！

まずは　『森林浴』の効果のキーとなる

フィトンチッドから解説します

フィトンチッドとは？

一般に　リフレッシュ効果などの

森林浴効果をもたらす森林のかおりを

フィトンチッドといいます

おもに樹木が発散する揮発性物質で

そのおもな成分は　テルペン類とよばれる有機化合物です

本来は樹木が自分自身をまもるために発散するものですが

リフレッシュ　消臭・脱臭　抗菌・防虫など

人体やくらしに有益な効用が知られています

(農林水産省HP)

このように　樹木から発散するフィトンチッドにより

いろんな効果が期待できるとの事です

実際に行われた『森林浴』の実験(2泊3日の森林浴)での

効果を具体的に紹介します

ヒトNK活性およびNK細胞数への効果

まずは　用語の解説からです

NK細胞

すなわちナチュラル・キラーは

癌細胞を自然に殺す細胞であり

腫瘍細胞の発生・増殖・転移を抑制する免疫学的監視機能

感染症の防止　免疫機能の制御において重要な役割を果たします

一方で　ストレスがNK活性を抑制することは

多数の研究によって証明されています

NKT細胞

T細胞(リンパ球の一種）の中でも

T細胞とナチュラルキラー細胞（NK細胞）の両方の特徴を持つ亜群のこと

森林浴をすると

・NK活性およびNK細胞数を上昇

・ヒトのNKT細胞数を上昇

する事が明らかとなりました

森林浴後1日目と2日目は

いずれも森林浴前より

有意に高いレベルを示し

さらに森林浴後2日目は　1日目よりも

有意に高いレベルを示しました

ストレスホルモンへの影響

『森林浴』は

・尿中アドレナリンの濃度を減少

これは『森林浴』がヒトをリラックスさせ

ストレスを減少させた最も重要な証拠です

『森林浴』をすることが

効果的であることがお分かりいただけたと思います

効果あるのは分かったけれど

そんなに頻繁に森林浴なんて　行けないよ！

そんな声も当然あると思います・・・

しかし　ご安心を！

私が驚いたのは

その効果の持続期間です

効果の持続期間は？

実験(2泊3日の森林浴)では

NK活性　NK細胞数　ともに

1週間後の測定でも

森林浴前よりも高い数値を示しました

さらに

1カ月後においても

森林浴前よりも高い数値を示しました

1カ月間も持続効果あるとの結果ですので

月に1回森林浴をすれば

常に高い免疫機能を維持できますね♪

森林浴効果のしくみ

・樹木から発散するフィトンチッドが

呼吸を通して吸入され　血液に入り

直接にNK細胞に作用します

・フィトンチッドが嗅覚神経を通して

脳の沈静化をもたらし

自律神経のバランスを制御することによって

ストレスホルモンの分泌を抑え

NK細胞の活性化に寄与します

森林率と癌の標準化死亡比

李卿先生（日本医科大学衛生学公衆衛生学）によると

森林占有率の上昇が

癌による死亡の減少に寄与する可能性があると考え

各都道府県の森林率と

癌の標準化死亡比との関連性について

検討した結果

各都道府県の肺癌，乳癌，子宮癌，前立腺癌，腎臓癌，大腸癌の

標準化死亡比と

各都道府県の森林率との間に

有意な逆相関を示し

森林率の高い地域に住む住民の癌の標準化死亡比が

森林率の低い地域に住む住民より低いことが判明し

森林は癌による死亡の減少に

寄与していることが示唆されているとしています

※森林率（％）は　森林の面積が土地面積に占める割合

フィトンチッドのワンポイント情報

・フィトンチッドは　4月から5月にかけて急激に量が増加

・気温が高くなるに6月から8月にかけて1年を通して最大値を示す傾向

フィトンチッドが多い時間帯

針葉樹

夕方から深夜にかけて増加し　午前0時前後が最も多い

昼間は夜に比べ少ないが　朝方に一時的に多くなる

広葉樹

昼間に多く　夜は少ない

※　針葉樹と広葉樹の外見の違い

	葉っぱ	木の樹形
針葉樹	針のように細く尖った形が多い	太い幹が一本伸びて枝が付き、全体的にとんがった三角形（円錐形）
広葉樹	広くて平べったい形	枝分かれして大きく樹冠を広げ、全体的にこんもりと丸い形